葬儀の際には、ありとあらゆる点に注意しマナーを守らなくてはなりません。服装や髪型をはじめとした身だしなみはもちろんですが、それ以外にも注意しなくてはならない点も多くなります。その一つとして考えておかなくてはならないのが、ご焼香のマナーです。
ご焼香は前の人の真似をすれば良いと考えている人も多いですが、自分が一番となることもあります。式のスタイルや規模によって、立ったままの場合もあれば座って行う場合もあり、様々な場合に備えて知識を得てから足を運ぶようにしましょう。
自分の宗派がある場合には、その方法でも良しとされていますが、特にないという場合には式のスタイルに合わせておくようにしましょう。ご焼香のマナーを知らないと自分が恥をかくだけではなく、故人や遺族に対しても失礼に当たってしまうので注意しなくてはなりません。
葬儀に参加する際に知っておきたいのがご焼香の方法です。ご焼香には一般的に次の３つの方法があります。１つ目が立礼焼香です。式場が椅子席の場合で多い方法で、最初に焼香台の前で止まり遺族と僧侶に一礼をします。
次に遺影の前で姿勢を正して合掌し、一礼します。そして焼香を行い最後に合掌して、遺族に一礼をして席に戻ります。２つ目は座礼焼香です。式場が畳敷きのところで用いられます。基本的な流れは立礼焼香と同様で、真っ直ぐに立ち上がらずに、焼香台の前に行くまでは腰を落とした体勢で移動します。
そして焼香をする際には正座して行います。３つ目は回し焼香です。狭い会場で多い方法で、自分で焼香台に行くのではなく、順番に焼香炉が参列者のところに回ってくるので、焼香炉を受け取ったら、自分の前において焼香を行います。
終わったら隣の人に回していくという形式です。
