葬儀の費用は低価格化が進んでいると言われていますが、まだまだ高額になることが多いです。まずは、故人を自宅まで搬送してもらい、気持ちがある程度落ち着いてから葬祭業者を選ぶようにしましょう。ただ、搬送を依頼した葬祭業者は、必ずと言っていいほどセールスをしてきます。
それは、商売なのでおかしなことではありません。しかし、安易に決めてしまうと、後で高額な費用を請求されることもあります。もちろん、悪質な葬祭業者ばかりではありません。ですが、複数見積もりを取っていないことをいいことに、無駄なプランをつけて葬儀費用を釣り上げてくるところもあります。
搬送をしてもらったので断りにくいと言う人もいますが、現在では複数の葬祭業者から見積もりを取ると言うのが常識です。セールをしてきても、複数見積もりを取ってから決めると言いましょう。
家族の誰かが亡くなったら、葬儀費用をどこから捻出するかも考えなくてはいけません。まず、パッと浮かぶのは、故人の預貯金でしょう。しかし、故人の預貯金を活用する場合は、迅速にお金をおろさなくてはいけません。
グズグズしていて口座が凍結されたらどうにもならないからです。葬儀費用が足りないと言っても受け付けてくれません。口座が凍結される前におろすようにしましょう。しかし、葬儀費用として一定の金額までなら、凍結されずに引き出しが可能な金融機関もあります。
預貯金はそう言う金融機関にすると言うのもひとつの方法でしょう。ちなみに、お葬式にかかったお金と言うのは、相続税の対象外になります。だからと言って、安心していてはいけません。領収書は取っておくことが絶対です。
宗教関係者への支払いの領収書はもらい忘れることが多いので注意しましょう。